今年のツール・ド・フランスが終わりました。それと同時に一つの時代も終わりを告げました。
大会前に今年のツールで引退をすることを表明していたアームストロングがツール7連覇を決め、選手生活から引退しました。
私が自転車レースを見るようになったのは、パンターニがダブルツールを決めた年なので、それ以前にツールで連勝した選手のことはあわり詳しく知らない。したがって私の中では、ツール・ド・フランスと言えばランス・アームストロングなのである。
そんな、アームストロングの引退は私にとっては大きな衝撃である。
癌を克服してからの彼の強さは想像を絶するものがあったが、それでも7連覇を達成するまでには色々な厳しい場面を乗り越えてきた。チームTTでの落車、アシストの後退、山岳での落車、これらを乗り越えての連覇そして引退。
強い選手は他にも沢山いるけれど、私にとってのヒーローはランス・アームストロングだった。
これからは、バッソやクネゴと言った新しい若い選手が活躍していく時代が来るのだろう。